「月収30万は稼げるようになった」
「でも、ここから上がらない」
「どうすれば50万に届くのか」
独立して2〜3年経つと、こういう壁にぶつかる。
月収30万は、生活できる。 だが、余裕はない。 もう少し稼ぎたい。
だが、どうすればいいのか。
この記事では、私が実際に月収30万から50万に上げた時に、何を変えたのかを書く。
特別なスキルを身につけたわけではない。 特別な人脈を作ったわけでもない。
変えたのは、
仕事の選び方と、時間の使い方
これだけである。
月収30万の状態
まず、月収30万の時の状態を書いておく。
仕事の内容
案件の内訳:
- ロゴ制作:5万円 × 月3件 = 15万円
- バナー制作:2万円 × 月5件 = 10万円
- 修正対応:1万円 × 月5件 = 5万円
- 合計:30万円
こういう内訳だった。
スケジュール
1ヶ月の時間配分:
- 制作時間:月140時間
- 修正対応:月20時間
- 営業・打ち合わせ:月20時間
- 合計:月180時間
ほぼフルで働いていた。
何が問題だったか
月収30万は稼げている。 だが、問題があった。
問題1:時間の限界
- これ以上働けない
- スケジュールが常に埋まっている
- 余白がない
問題2:単価が低い
- 案件単価が2〜5万円
- 小さい案件が多い
- 件数をこなさないと稼げない
問題3:修正対応が多い
- 月5件の修正対応
- これが地味に時間を奪う
- 報酬も低い
この状態では、50万に上げるのは不可能だった。
月収30万から50万に上げるために変えたこと
では、何を変えたのか。
変えたこと1:受けない基準を上げた
最初に変えたのは、受けない基準である。
30万の時の基準:
- 予算2万円以下は受けない
50万に上げる時の基準:
- 予算5万円以下は受けない
- 修正回数が無制限の案件は受けない
- 納期1週間以内の案件は受けない
この基準を上げたことで、
- 低単価案件が入ってこなくなった
- スケジュールに余白ができた
- 高単価案件だけが残った
というわけだ。
変えたこと2:案件の平均単価を上げた
次に変えたのは、案件の平均単価である。
30万の時:
- 平均単価:3万円
- 月10件受ける必要がある
50万に上げる時:
- 平均単価:7万円
- 月7件で50万になる
案件数を減らして、単価を上げたのである。
変えたこと3:パッケージ化した
単価を上げるために、パッケージ化した。
30万の時:
・ロゴ制作:5万円
50万に上げる時:
【ブランディングパッケージ】
・ロゴ制作
・名刺デザイン
・SNSヘッダー
・ブランドガイドライン
一式:10万円
単品ではなく、セットにすることで、
- 単価が上がった
- 「お得感」がある
- 発注しやすい
という状態になったのである。
変えたこと4:修正対応をやめた
月収30万の時は、修正対応を受けていた。
修正対応:
- 1件あたり1万円
- 月5件 = 5万円
これをやめた。
理由は単純だ。
時間対効果が悪いから
修正対応1件に2時間かかる。 時給換算すると5,000円。
この時間を新規案件に使えば、 もっと稼げるのである。
変えたこと5:継続案件を見直した
継続案件を見直した。
見直しポイント:
- 単価は適正か
- 条件は悪くなっていないか
- この案件を続ける意味はあるか
そして、
- 条件の悪い継続案件を切った
- 良い案件だけを残した
- 空いた時間で高単価案件を取った
この見直しが、月収を押し上げたのである。
変えたこと6:稼働率を下げた
逆説的だが、稼働率を下げた
30万の時:
- 稼働率:90%
- 余白がない
50万に上げる時:
- 稼働率:70%
- 余白を作る
この余白で、
- 新規開拓
- ブログを書く
- スキルアップ
こういうことをした。
結果として、
- 問い合わせの質が上がった
- 高単価案件が来るようになった
- 月収が上がった
というわけだ。
月収50万の内訳
では、月収50万の内訳はどうなったか。
仕事の内容
案件の内訳:
- ブランディングパッケージ:10万円 × 月3件 = 30万円
- ロゴ制作(単体):7万円 × 月2件 = 14万円
- Webデザイン:15万円 × 月1件(隔月)= 7.5万円(月平均)
- 合計:51.5万円
案件数は減ったが、単価が上がったのである。
スケジュール
1ヶ月の時間配分:
- 制作時間:月120時間(減った)
- 打ち合わせ:月15時間
- 営業・ブログ:月20時間
- 余白:月25時間
- 合計:月180時間
作業時間は減ったが、収入は増えたわけだ。
時給の変化
30万の時:
- 月収:30万円
- 作業時間:180時間
- 時給:約1,667円
50万に上げた時:
- 月収:50万円
- 作業時間:155時間
- 時給:約3,226円
時給が約2倍になったのである。
月収30万から50万に上げる過程で失敗したこと
ここまで順調に見えるかもしれないが、失敗もある。
失敗1:いきなり全部断った
受けない基準を上げた時、
「5万円以下は全部断る」
と決めて、すぐに実行した。
結果、
- 仕事が急に減った
- 1ヶ月目の収入が20万円に下がった
- 焦った
学んだこと: 段階的に基準を上げるべきだった。
- 最初は3万円以下を断る
- 次に4万円以下を断る
- 最後に5万円以下を断る
この方が、収入の落ち込みが少ないのである。
失敗2:継続案件を一気に切った
継続案件を見直した時、
「条件の悪い案件を全部切る」
と決めて、3件同時に断った。
結果、
- 月の収入が15万円減った
- 埋め戻すのに3ヶ月かかった
学んだこと: 継続案件は、1件ずつ切るべきだった。
1件切る → 新規案件で埋める → 次を切る
この順番が正しいのである。
失敗3:高単価案件に応募しすぎた
「高単価案件を取ろう」
と思って、10件以上に提案を出した。
結果、
- 3件同時に受注が決まった
- スケジュールがパンクした
- 納期に間に合わなくなった
学んだこと: 提案は、受けられる範囲内で出すべきだった。
失敗4:単価を上げすぎた
7万円の案件を、いきなり15万円にしたことがある。
結果、
- 全く仕事が来なくなった
- 「高すぎる」と思われた
学んだこと: 単価は、段階的に上げるべきだった。
5万円 → 7万円 → 10万円 → 15万円
この方が、スムーズに上がるのである。
月収30万から50万に上げるのにかかった期間
私の場合、
約6ヶ月
かかった。
月別の推移
1ヶ月目: 20万円(基準を上げて仕事が減った) 2ヶ月目: 25万円(徐々に回復) 3ヶ月目: 32万円(高単価案件が来始めた) 4ヶ月目: 40万円(パッケージ案件が増えた) 5ヶ月目: 45万円(安定してきた) 6ヶ月目: 52万円(目標達成)
一時的に収入が下がったが、その後上がっていった。
なぜ時間がかかったのか
理由は単純だ。
- 新規案件が来るまで時間がかかる
- 継続案件を切ると収入が下がる
- 高単価案件は、すぐには取れない
だから、焦らず、段階的に進める必要があるのである。
月収30万から50万に上げるために必要なこと
振り返ると、必要だったのは、
必要なこと1:受けない基準
低単価案件を断る基準。
これがないと、
- いつまでも低単価案件を受け続ける
- 時間が埋まる
- 50万に届かない
というわけだ。
必要なこと2:時間の余白
稼働率を下げて、余白を作る。
この余白が、
- 新規開拓
- ブログ
- スキルアップ
に使える。
そして、これが次の収入を生むのである。
必要なこと3:我慢する期間
一時的に収入が下がる期間を我慢する。
この我慢ができないと、
- すぐに元の基準に戻してしまう
- 低単価案件を受けてしまう
- いつまでも変わらない
という状態になるのである。
必要なこと4:単価を上げる勇気
5万円の案件を、7万円にする。
この勇気が必要だ。
「高いと言われるのでは」 「仕事が来なくなるのでは」
そう思ってしまう。
だが、実際は、
- 高単価でも来る
- むしろ質の良いクライアントが来る
- 単価を上げてよかった
という結果になるのである。
月収50万に上げた後に起きたこと
月収50万に上げた後、こんな変化が起きた。
変化1:精神的に楽になった
月収30万の時は、
- 常にスケジュールが埋まっている
- 余裕がない
- 疲れている
だが、月収50万になると、
- 余白がある
- 精神的に楽
- 仕事が楽しい
この変化が大きかったのである。
変化2:クライアントの質が上がった
高単価案件を受けるようになると、
- クライアントの質が上がった
- 条件を理解してくれる
- 話が早い
というわけだ。
変化3:さらに単価が上がった
月収50万になると、自信がつく。
そして、
- さらに単価を上げる
- 10万円の案件を15万円にする
- 新しいパッケージを作る
この次のステップに進めるのである。
変化4:仕事を選べるようになった
月収30万の時は、
- 来た仕事を全部受ける
- 選べない
だが、月収50万になると、
- 仕事を選べる
- 条件の良い仕事だけ受ける
- 断れる
この自由が生まれるわけだ。
月収50万から次のステージへ
月収50万は、ゴールではない。
通過点
である。
次のステージは
月収70万、100万
ここを目指すことになる。
そのために必要なのは、
- さらに単価を上げる
- 仕組みを作る
- 人を雇う
- 法人化する
こういう選択肢が出てくるのである。
だが、それは月収50万を達成してから考えればいい。
まずは、
30万から50万に上げる
ここに集中すべきである。
おわりに
月収30万から50万に上げるために必要なのは、
仕事の選び方と、時間の使い方を変えること
である。
- 受けない基準を上げる
- 案件の平均単価を上げる
- パッケージ化する
- 修正対応をやめる
- 継続案件を見直す
- 稼働率を下げる
これを、段階的にやっていく。
一時的に収入が下がることもある。 焦ることもある。
だが、この期間を我慢すれば、
- 時給が上がる
- 精神的に楽になる
- クライアントの質が上がる
- 仕事を選べるようになる
という状態になる。
月収30万は、生活できる。
だが、月収50万は、余裕が生まれる。
この余裕が、次のステージへの投資になるのである。
「もっと稼ぎたい」
そう思ったら、スキルを磨くのではなく、
仕事の選び方を変える
ここから始めてほしい。
それが、30万から50万に上げる最短ルートなのである。
ブログでは構造を、
noteでは判断基準をまとめています。
実務でそのまま使うための整理なので、必要な人だけ、参考にしてください。
▶︎ noteはこちら
—— 銭ナッツ


